改めて知っておくべき「年金」の超基本を図解!必要以上に年金制度を不安に思ってない?(7/8 ページ)

» 2019年01月15日 08時00分 公開
[東証マネ部!]
東証マネ部!

 現在の老齢基礎年金・老齢厚生年金の受取り開始年齢は65歳だが、選択することで60歳まで受取り開始を早めたり、70歳まで受取り開始を遅らせたりできる。受取り開始を1ヵ月遅らせると年間受給額が0.7%増え、逆に早めた場合には0.5%減る仕組みになっている。70歳まで受取りを遅らせれば、年間受給額が65歳からのケースと比べて42%も多くなるのだ。

 また、今までは老齢年金を受け取るには原則として保険料の納付期間と免除期間の合計で25年以上が必要だった。将来の無年金者を少なくするために、2017年8月からこの期間が10年以上に短縮された。ただし、年金の受給額は保険料の納付期間に応じたものになるので、納付期間が短い場合は、受給額も少なくなってしまうので注意しよう。

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