コインチェックは1月11日、金融庁の審査を通過し「仮想通貨交換業者」として関東財務局に登録されたと発表した。登録番号は「関東財務局長 第00014号」で、17社目の登録企業となる。
コインチェックによる発表
同社は2018年1月に約580億円相当が流通する問題が発生したが、その後は金融庁による業務改善命令を受け、経営体制やリスク管理体制の刷新と安全性を担保する技術の向上に努めてきた。金融庁が定めた「仮想通貨交換業者の登録審査プロセス」に従い、同庁への現状報告なども適宜行ってきた。
仮想通貨流通問題の発生時に、報道陣の質問に答える大塚雄介元COO(18年1月撮影)
コインチェックは「仮想通貨交換業者としての登録を一つの通過点として、安定したサービス提供を継続し、より多くのお客さまに当社サービスを安心・安全にご利用いただけるよう、さらなるセキュリティの強化やユーザビリティの向上に努めてまいります」とコメントしている。
コインチェック現社長の勝屋敏彦氏
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