CCNが報じたところによると、2018年11月に破産を申し立てていた米大手マイニング企業Giga Wattがついに全ての事業を停止するという。
同社は破産申請後も事業規模を縮小して最近までマイニングを続けていたものの、マイナーへの支払いが滞り、電力会社への負債額だけでも50万ドル近くに膨らんだことなどからこれ以上の事業継続を断念したようだ。
今回の事態に対し同社からの公式発表は「未納があるため事業を停止する。収入が経費を下回った」というだけで、十分な説明がされていない。
CCNが同社でチーフコーディネーターを務めるアンドレイ・クゼニー氏に取材を申し込んだが「弁護士の助言に従い、法的手続き中は当社に関することについてはコメントもリリースの発表もできない。準備が整えば喜んで詳細を説明しようと思う」とだけ返ってきたという。事業停止についても明言を避けたと報じている。
同社は過去にICO(Initial Coin Offering、仮想通貨の新規公開)を通じて2000万ドル以上の資金調達を成功させていた。だが、その際に発行した仮想通貨Giga Watt Token(WTT)も全て無価値となる見込みだ。
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