廃棄物を飼料に変えていく仕組みを構築した日本フードエコロジーセンターだが、設立当初は運営を軌道に乗せるまでに苦労したという。
「廃棄物の処理を依頼する企業の中には、リサイクルをしている実績さえあればよいという姿勢のところありました。そのため、さまざまな異物が混入された状態の廃棄物が運び込まれることがありました。分別を徹底してもらうために、何度も足を運んで、現場の方々に粘り強く訴えかけました」(伊藤政基本部長)
スムーズな処理が可能になった背景には、食品リサイクル事業者の知られざる苦労があった。季節商品という性格上、廃棄される恵方巻が出てしまうのは仕方のないことだが、今よりリサイクルがもっと進めば、食べられなかった恵方巻も少しは浮かばれるのではないだろうか。
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