ここが沖縄で一番高い土地! 地価上昇率1位の一方で無視できないデメリット(2/2 ページ)

» 2019年03月27日 07時30分 公開
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今後も上昇続く

 おきぎん経済研究所の東川平信雄社長は、観光産業が好調な中で、那覇空港の第2滑走路、クルーズ船ターミナル、モノレール延伸などのインフラ整備が進むため「地価の上昇は当面の間続く」とみる。不動産を売る側や不動産を担保に借り入れをする側にはメリットがあるものの「一般県民の生活面のデメリットも無視できない」と指摘。自宅の購入費、賃貸物件の家賃、固定資産税や相続税などの負担増を挙げた。

住宅価格も上昇

 海邦総研の比嘉明彦地域経済調査部長は、地価の下落地点が住宅地と工業地はゼロ、商業地でも1カ所にとどまっていることに着目。「地価の上昇は都市部だけでなく周辺地域にまで確実に広がりつつある。景気も好調であることから、しばらくは地価の上昇トレンドが持続するだろう」と話す。

 住宅は、地価に加えて人件費や資材価格も上がっているため、販売価格の上昇が続くと予測。主流の鉄筋コンクリート住宅よりも、比較的建築費が安い木造住宅が今後も注目されるだろうと分析した。

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