最も「仕事が原因で離婚したい」と妻に思われているのは、年収1500万円以上の人――リスクコンサルティングなどを手掛けるリスクモンスターがこんな調査結果を発表した。
20〜40代の既婚女性600人のうち、「夫の仕事が原因で離婚したい」と考えている人は9.2%。年代別で大きな差は見られなかったが、夫の年収別では「1500万円以上」の人が40.0%と、最も多く離婚を望んでいることが分かった。その後「800万円以上1000万円未満」(16.3%)、「300万円未満」(15.8%)が続く。
離婚したいと回答した妻は、夫の仕事にどんな不満を持っているのか。1位は「給料が低い」で63.6%。2位が「残業が多い」(30.9%)、3位が「将来性が感じられない会社」(29.1%)だった。
年収別でも妻の不満を調べてみると、1500万円以上の場合は「残業が多い」が100%でトップ。2位が「給料が低い」(50.0%)だった。800万円以上1000万円未満の場合も「残業が多い」(50.0%)と「給料が低い」(33.3%)が上位になっている他、「福利厚生が不十分」(33.3%)という不満も多い。リスクモンスターは「給料が高くても残業が多い夫には、妻は不満を持ちやすいといえる」としている。
一方、夫の年収が500万円未満の層では、いずれも「給料が低い」が80%以上と他の不満を大きく引き離している。特に300万円未満の場合は92.1%と、唯一9割を超えた。「男性の平均年収(531万)未満であることが、妻の不満につながっていると考えられる」(リスクモンスター)
同社は「夫自身が仕事と家庭のバランスを意識する必要があるが、家族から不満を持たれない労働環境を勤務先である企業が積極的に作ることが求められる」とコメントしている。
調査は2月8日から11日に、20〜49歳の既婚女性600人を対象にインターネット上で実施した。
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