20〜40代の既婚女性のうち、「夫の仕事が原因で離婚したい」と考えている人は12%――リスクコンサルティングなどを手掛けるリスクモンスターがこんな調査結果を発表した。
離婚を望む要因は「給料が低い」が66.7%でトップ。「残業が多い」「土日休みではない」(ともに20.8%)も上位を占めた。「福利厚生が不十分」(16.3%)、「(勤務先の)将来性が感じられない」(15.3%)といった不満も挙がった。
以下、「休みが少ない」(13.9%)、「勤務形態が不規則」(12.5%)、「周囲と生活のペースが異なる」(9.7%)――と続いた。
離婚を考えている妻に夫の職業を聞いたところ、1位は農業(40.0%)。2位は鉱業(25.0%)、3位は情報通信業(20.0%)だった。以下、飲食店・宿泊業(19.2%)、不動産業(17.6%)、医療・福祉関連業(17.4%)、資材製造業(16.7%)――と続いた。
リスクモンスターは「夫の家庭における家事・育児の時間が少ないと、妻の不満に直結する。(こうした夫を持つ)妻の多くは『仕事ばかりでちっとも家庭のことを手伝ってくれない』と考えているだろう」とコメント。
「その一方で、夫は頑張って給与を稼がなければ妻に不満を持たれてしまうため、まさに板挟みの状態にあることが本アンケートで浮き彫りとなった」としている。
同社は「仕事のせいで離婚したいと言われないように、夫自身も働き方を意識すべきだ。だが、勤務先である企業側も、残業時間の短縮などの『働き方改革』を進め、社員が家族から不満を持たれないような労働環境を作るべきだ」 と結論付けている。
調査は2017年10月27日〜29日にかけて、20〜49歳の既婚女性600人を対象にインターネット上で実施した。
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