業務時間中に「調べもの」をするのに、どのくらいの時間をとられているのだろうか。20〜50代のビジネスパーソンに聞いたところ、最も多かったのは「1〜2時間未満」(69.2%)で、平均1.6時間であることが、オウケイウェイヴ総研の調査で分かった。
平均的なビジネスパーソンは調べものをするのに、1日1.6時間かけているわけだが、それを賃金として考えると、どのくらい支払っていることになるのだろうか。厚生労働省が発表している正社員の賃金や労働時間などを考えて計算したところ、1日に1057億6265万4028円支払っていることが明らかに。
仕事で調べものをしていて、時間を取られていると「思う(とても+やや)」と答えた人は62.9%。調べものに時間を取られていると思うと答えた人のうち、そのことにストレスを「感じている(とても+やや)」人は75.4%だった。
この調査結果を受け、慶應義塾大学の岩本隆特任教授は「自社のさまざまな業務について、ヒトよりもテクノロジーのほうが高い生産性を出せる業務、テクノロジーよりもヒトのほうが付加価値を出せる業務を棚卸しし、テクノロジーでできることはテクノロジーを活用し、ヒトはヒトでしかできない業務に集中することが、自社の生産性を高めるには重要となるだろう」とコメントしている。
インターネットを使った調査で、20〜50代のビジネスパーソン1000人が回答した。
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