これまでリアル店舗に強みを持ち、シニア層に評価されてきたあおぞら銀行が、ネットにかじを切る。7月16日、従来のネット支店を、個人向けサービスに特化した「BANK」支店に改称。円普通預金金利で0.2%という高金利を提供する。これはキャンペーンではなく継続する金利。「業界最高水準の金利を提供し続ける」とあおぞら銀行の馬場信輔社長は話す。
あおぞら銀行は、顧客の8割が50代以上という、シニア層に強みを持つ。店舗でのコンサルティングに力を入れてきたが、「いまやスマホを使いこなす時代。銀行にわざわざいって入出金するとか送金するとかは面倒。インターネットを通じたサービスの多様化を図っていかなくてはいけない」(馬場社長)。
既存有人支店のあおぞら銀行顧客がこのサービスを受けるには、改めてBANK支店の口座開設が必要。またBANK支店でも対面のコンサルティングは受けられるという。
昨年7月に、GMOと共同でGMOあおぞらネット銀行を開設しているが、「(GMOあおぞらネット銀行は)決済サービスがコア。法人向けの顧客、Eコマース、中堅中小向けの決済サービスをいろいろ提供している。個人向けでは重複する部分もあるが、利用者の判断に委ねたい」(馬場社長)とした。
新たにVisaデビット機能付きのキャッシュカードを提供する。利用額に応じて0.25%〜1%の現金還元を行う。またVisaデビット利用の一定のパーセントを積み立てられる「The Savings」サービスも提供する。あらかじめ目標金額を決めて、デビット利用額のナンパーセントを積み立てるか設定し、自動で貯蓄口座に積み立てが行われる。
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