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» 2018年12月18日 12時32分 公開

NRIが調査:日本の富裕層が増加中 資産1億円以上は126万世帯超え

野村総合研究所が日本の富裕層に関する調査結果を発表。これによると、2017年に「富裕層」は118万3000世帯、「超富裕層」は8万4000世帯に上ることが分かった。

[ITmedia]

 1億円以上の金融資産を保有するお金持ちはどれだけいる? 野村総合研究所(NRI)は12月18日、日本の富裕層に関する調査結果を発表した。これによると、2017年に1億円以上5億円未満の純金融資産を持つ「富裕層」は118万3000世帯、5億円以上を保有する「超富裕層」は8万4000世帯に上ることが分かった。

純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数 純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数

 同調査は17年の日本における純金融資産保有額を基に、総世帯を5つの階層に分類し、各々の世帯数と資産保有額を推計。富裕層と超富裕層の合計世帯数は126万7000世帯(15年比で5万世帯増)、合計保有額は299兆円(同27兆円増)だった。

 5000万円以上1億円未満の「準富裕層」は322万2000世帯で247兆円、3000万円以上5000万円未満の「アッパーマス層」は720万3000世帯で320兆円、3000万円未満の「マス層」は4203万1000世帯で673兆円となった。13年以降の景気拡大と株価上昇などにより、準富裕層と富裕層の数が特に増えているという。

純金融資産保有額の階層別に見た保有資産規模と世帯数の推移(00年〜17年の推計結果) 純金融資産保有額の階層別に見た保有資産規模と世帯数の推移(00年〜17年の推計結果)

親リッチと非親リッチ

 NRIは、富裕層・超富裕層の子どもや孫である可能性が高い「親リッチ」の20〜50代男女684人を対象にしたアンケート調査も実施した。

 親リッチとは、親の生活程度を「中の上以上」とし、親が自宅以外の不動産(国内外)、株式・債券などの金融商品、高級車、美術品などを保有している人と定義。

親リッチと非親リッチの金融リテラシー、金融情報感度、金利感応度の特徴(男女別) 親リッチと非親リッチの金融リテラシー、金融情報感度、金利感応度の特徴(男女別)

 親リッチと非親リッチを比較すると、金融に関する5つの質問(金利、複利、インフレ、リスク・リターン、分散投資)について4問以上正答した「金融リテラシーの水準が高い」割合は、親リッチの男性が57%、女性が39%で、非親リッチの男性は36%、女性は20%だった。男女ともに親リッチが上回った。

 家族に関する考え方について、「親は精神的に頼りになる存在」とする割合は、親リッチの男性が89%、女性が87%、非親リッチは男女ともに81%となった。

 また、「夫婦はお互い経済的に自立した方が望ましい」「自分または自分の配偶者が海外で就労することに抵抗がある」に関しては、親リッチの女性よりも非親リッチの女性のほうが割合が大きかった。

家族との関係に対する考え方 家族との関係に対する考え方

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