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» 2019年11月07日 16時13分 公開

クレカで株式購入 セゾンが業界初 (1/2)

「ポイント運用」を業界に先駆けて提供したクレディセゾンが、クレジットカードを使って株式を購入できる「セゾンポケット」を開始する。133社の株式を、1株単位で購入可能だ。プラットフォームには、スマートプラスが提供する「BaaS」を使い、低コストでスピーディなサービス開始を可能にした。

[斎藤健二,ITmedia]

 クレディセゾンは11月12日から、証券サービス「セゾンポケット」をスタートする。最大の特徴は、業界で初めてクレジットカードを使って株式を購入できることだ。楽天証券などが投資信託に限りクレジットカードでの購入を可能にしていたが、株式の購入は初めてとなる。

 クレディセゾンは3年前から、同社の「永久不滅ポイント」を使い投資の疑似体験ができる「ポイント運用」を提供している。その会員はすでに50万人となり、さらに投資初心者の取り込みを狙うのが今回のセゾンポケットだ。同社の山下昌宏社長は「100万人を目指したい」と語った。

クレディセゾンの山下昌宏社長

上限は月間5万円、積み立てのみのクレジットカード購入

 とはいっても、商品ラインアップは少々複雑だ。投資信託と株式の大きく2種類の商品を用意する。投資信託は、セゾン投信の「グローバルバランスコース」と「資産形成の達人コース」の2種類だが、クレジットカードで購入できるのは積み立てのみ。毎月1000円から積み立てが可能で、永久不滅ポイントでの購入もできる。

 株式は、東証上場企業から130銘柄と3つのETFを選定した。こちらもクレディセゾン発行のクレジットカードで購入できるが、上限は月間5万円まで、積み立てを設定する必要がある。これは金融庁が、与信に基づいて有価証券を購入する場合、「月額10万円まで」「積み立て」を必須条件としているためだ。

 銘柄は株価5000円以下を目安に流動性を勘案して選定したという。1銘柄あたり5000円以上の積み立て上限額を設定し、その枠内で1株単位で購入する形だ。例えば株価2000円の銘柄を、設定額5001円で買い付ける場合、2株、4000円相当を毎月買い付けることになる。1回限りの購入には対応しない。なお、売買手数料は代金の0.5%で、最低50円となっている。

 また株式の購入に対してもカードのポイントが付くが、6回積み立てをした合計金額に対して、5000円ごとに1ポイントをプレゼントする形になっている。カードショッピング利用時の、「1000円につき1ポイント付与」は対象外だ。

【訂正:18時10分 初出で投資信託をクレジットカードで購入できないと記載しましたが、正しくは積み立ての場合、クレジットカードでの購入が可能です。お詫びし訂正いたします。】

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