氷河期世代は「不合格」通知をもらい続けている世代です。
内定をもらうために日々奔走し、「内定もらえない人=負け組」という世間の冷たいまなざしに自信喪失し、運良く内定をもらえても契約社員。その後も、「中年フリーター」だの「中年パラサイト」だの「中年の引きこもり」だのとレッテルを貼られ続けてきました。
以前、フィールドインタビューさせていただいた男性は、6年間非正規採用で転々と中学校の教職を渡り歩き、30歳前で教師を諦めました。その後、中小企業に正社員として入社したのですが、リーマンショック後、業務縮小で大幅なリストラが実施され、職を失いました。
そんな“氷河”並みの冷たい風にさらされている彼らが、本当に正社員として「3年間で30万人」も雇用されるのか。どうやってそんなにも多くの人たちを救えるのか。現在のところ、
といった“動き”は報じられていますが、これでどうやって30万人もの人を正社員にするのか? 「3年で30万人」という数字が“絵に描いた餅”に見えて仕方がないのです。
「もう、諦めるしかない」 中高年化する就職氷河期世代を追い込む“負の連鎖”
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「会社員消滅時代」到来? 令和時代の“自由な働き方”に潜む落とし穴Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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