大阪駅では、混雑緩和、バリアフリー対応、西側へのアクセス向上を目的として、新改札口を西側高架下に整備する。大阪環状線のホームは西側に延長。新たなバリアフリー経路として、新改札口と各ホームを結ぶエレベーター、エスカレーターも整備する。また、新改札口周辺には、商業ゾーンとバスターミナルを新設する。
さらに、新改札口に隣接する場所に高さ約120メートルの新駅ビルを建設する。地上23階建てで、オフィスと商業施設を備える。延べ床面積は約5万9000平方メートル。低層部には広場空間も設け、周辺地区の開発とも連携させて歩行者の回遊性向上を図る。
24年夏に新改札口の使用を開始し、24年秋には新駅ビルを開業する。27年春までに、高架下商業ゾーンやバスターミナルも開業していく計画だ。
1日約86万人が利用する大阪駅では、11年に「大阪ステーションシティ」がオープンし、駅の南北のビルが象徴的なスポットになった。13年には、北側の複合商業施設「グランフロント大阪」も開業している。今回の大型開発が、さらに新たなにぎわいが生まれるきっかけになりそうだ。
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