ソニー生命保険が12月17日に発表した「47都道府県別 生活意識調査2019」の集計結果では、働き方や仕事に対する意識、消費傾向などの県民性が明らかになった。所得水準や勤務先の多さを誇る地域は大都市に集中していたが、「自分は働き者」と考える人が最も多かったのは山梨県だった。また、都道府県同士のライバル意識も明らかになった。
「所得水準の高さ」が自慢だと答えた人が多い都道府県は、1位が「東京都」で、16.0%が自慢だと回答した。2位は「愛知県」(11.0%)、3位は「神奈川県」(10.0%)。実際に最低賃金なども高い水準である大都市の地域が上位だった。
「働き先の多さ」については、1位が「愛知県」で24.0%。2位が「東京都」(20.0%)、3位が「神奈川県」と「大阪府」(16.0%)だった。裾野が広い自動車産業に関わる企業が集積している愛知県がトップだった。
働く意識については、「自分は働き者だと思う」と答えた人が最も多かったのが「山梨県」(20.0%)。ソニー生命は「明治期に甲州商人が活躍したことで知られる山梨県が1位だった」と解説している。2位は「神奈川県」「大阪府」「鹿児島県」(17.0%)だった。
反対に、「自分は怠け者だと思う」という質問では、1位が「石川県」(29.0%)。2位は「茨城県」(28.0%)、3位が「奈良県」「長崎県」「宮崎県」(26.0%)だった。全体を見ると、自身を働き者だと思う人よりも、怠け者だと思う人の割合が高い結果となった。
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