企業アカウントからくるLINEの通知、週何回以上で「多い」と感じる? 最多は

» 2020年03月02日 16時53分 公開
[ITmedia]

 アプリ開発などを行うモスコソリューションズ(東京都新宿区)は3月2日、「LINE」の使われ方に関する調査結果を発表した。最近では友人などとのコミュニケーションだけでなく、企業のプロモーションにも使われるLINE。調査結果では、企業のプロモーションに対して、ユーザーがどう受け止めているのかなども明らかになった。

LINEに関する調査結果が発表(出所:LINE公式Webサイト)

 メッセージ機能以外で、「LINEで頻繁に利用しているサービスを教えてください」と複数回答可能として聞いたところ、「LINE公式アカウント(企業・店舗アカウント)」が最も多く全体の59.1%が回答した。以下は「スタンプ購入(ダウンロード)」(39.6%)、「LINE NEWS」(34.5%)と続く。他サービスとの競合が激しい決済サービス「LINE Pay」は18.6%。

公式アカウントをチェックする人は過半数(出所:モスコソリューションズ調査)

 では、主要であるメッセージ機能以外のもので利用率が最多だった「LINE公式アカウント」と友達登録する理由はどういった点にあるのか。理由を聞いたところ、「スタンプがほしいから」が最多で35.0%。「有益な情報があるから」(30.9%)、「クーポンがもらえるから」(24.6%)という回答も多かった。

「スタンプ目当て」が最多(出所:モスコソリューションズ調査)

 企業の多くは公式アカウントの“客寄せ”として無料でスタンプを提供するところも多い。スタンプを欲しいがために公式アカウントと友達になったが、その後に企業からの情報発信が多く、邪魔になってブロックしてしまう人も多いようだ。公式アカウントをブロックする際、「通知が多い」という理由で行う人は全体の53.5%にものぼった。2位の「期待した情報が得られない」(18.3%)と比較して、3倍近く多くの人が答えた。情報の内容うんぬんよりも、「何回も情報が来て、うるさい」という理由でブロックする人が大多数のようだ。

重要なのは「質」より「量」?(出所:モスコソリューションズ調査)

 では、週に何回ほどの通知で「多い」と感じるのだろうか。こちらも聞いたところ、「5回以上」が最多で39.8%。「3回」(23.3%)、「2回」(15.5%)という回答も多かった。

 調査は2月11日、LINEを利用する全国の20代〜50代男女1112人を対象に、インターネットで行った。

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