ビジネスパーソンの楽しみの一つといってもよい、ランチ。休憩の時間になったらオフィスを出て、何を食べに行こうか、楽しみに待ちながら午前の業務をこなしている人も少なくないだろう。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響でテレワークが広がり、外出するのも難しくなった今、ビジネスパーソンのランチ事情はどうなっているのか。エデンレッドジャパンがこのほど、「家計と昼食に関する調査」の結果を発表した。
調査結果によると、ビジネスパーソンのランチ代平均は534円だった。また、平日ランチを選ぶ際に「とても重視するもの」を聞いたところ、トップは「コスパ」で36.4%が答えた。今般の新型コロナだけでなく、消費増税なども含めた「不況」への危機感があるとみられる。2位以下は「メニュー、味」(22.1%)、「ボリューム・量」(16.0%)と続く。
感染拡大防止の観点から外出自粛のムードが広がる一方で、「巣ごもり消費」も期待されている。しかし、「食費」を切り詰める人は多いようだ。消費増税や景気などの影響によって節約しているかを聞いたところ、「節約している」と答えた人は84.6%だった。節約していると回答した人に対して「節約している費用」を聞いたところ、「食費」が70.7%でトップだった。
エデンレッドジャパンのマリック・ルマーヌ社長は「世帯年収が700万円のビジネスパーソンであっても昼食費を節約する傾向にあります。調査時点で新型コロナウイルス感染症流行による賃金カットや失業のコメントがあり、事態がより深刻化していくことが予想されます」とコメント。ランチを節約することで、健康面に影響が出る可能性があることから、企業がランチ代の補助制度などを設けてサポートする重要性も指摘した。
調査は4月1〜5日、全国の30〜50代のビジネスパーソン男女630人を対象に、Webアンケートで行った。
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