高島屋は都心でも営業再開 百貨店、営業範囲拡大の動き広がる休業継続の店舗も

» 2020年05月18日 15時23分 公開
[ITmedia]

 緊急事態宣言が39県で解除されたことを受けて、商業施設や飲食店などで営業再開の動きが徐々に広がっている。百貨店大手では、高島屋が東京や大阪の店舗も含めて衣料品などの売り場の営業を再開した。一方、東京都など一部地域では緊急事態宣言が継続して出されていることから、まだ全面的な再開には至っていない。

高島屋など、百貨店も徐々に営業再開の動き

 高島屋は5月18日、日本橋高島屋ショッピングセンター、タカシマヤタイムズスクエア(新宿)、高島屋大阪店、横浜店などで、生活関連商品を扱う売り場で営業を再開。これらの店舗では、食料品など一部フロアを除いて臨時休業していたが、営業範囲を広げた。岐阜、高崎などの店舗ではすでに全館で営業を再開しており、ジェイアール名古屋タカシマヤも5月19日から通常営業となる。京都店、洛西店については、食料品フロアのみの営業を継続する。

 営業を再開した店舗でも、営業時間は短縮する。また、アルコール消毒の徹底や飛沫感染防止シートなどの設置、混雑時の入店制限などを行うことで感染防止を図る。

高島屋の営業状況(5月16日時点、出典:高島屋

 J.フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店も、自治体からの休業要請の解除を受けて、5月19日から10店舗の全館営業を再開。大丸心斎橋店、梅田店、京都店、松坂屋名古屋店などで、平日のみ営業する。一方、大丸東京店、松坂屋上野店、大丸札幌店については、食料品売り場のみの営業を続ける。

大丸松坂屋百貨店の全館営業再開店舗(出典:ニュースリリース

 三越伊勢丹ホールディングスは、緊急事態宣言が解除された地域を中心に、仙台三越、名古屋栄三越、広島三越、静岡伊勢丹などで営業を再開。一方、首都圏の6店舗(日本橋三越本店、伊勢丹新宿店、銀座三越、伊勢丹立川店、恵比寿三越、伊勢丹浦和店)では引き続き、食料品を含む全館で臨時休業している。

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