堀江貴文が語る、ジャニーズ事務所「新時代の海外戦略」――“嵐×Netflix”はテレビ主役時代の「終わりの始まり」堀江貴文の「スマホ人生戦略」(2/3 ページ)

» 2020年05月19日 04時00分 公開
[堀江 貴文ITmedia]
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時間、場所、アングル……あらゆる“束縛”からの解放

 見たい番組を見る利便性も、スマホはテレビを超えつつある。いや、もう超えたと言ってもいいだろう。

 2019年、日本でラグビーワールドカップが開催された。日本代表チームが快進撃を繰り広げ、初の8強進出に、国中が大いに盛り上がった。

 僕もブームに乗り、日本代表戦など数試合を観戦した。決勝戦はスタジアムまで見に行ったが、ほとんどの試合はスマホを使い、動画配信サービスのHuluで見た。

 ラグビーワールドカップは、多くの試合がリアルタイムで配信された。また、Huluは、日本戦を中心にマルチアングル配信を採り入れた。そこではなんと4種類のカメラ映像が選べ、マニアックな視点で試合を楽しめる。これは本当に臨場感があって、素晴らしかった。

 スマホで視聴できる大きな利点は、場所に縛られないことだ。

 日本戦など人気の試合が始まるのは、夜の7時45分など微妙に遅い。一般の社会人は、なかなか家のテレビの前に落ち着いて座っていられない時間だ。僕はホテル暮らしで家がないし、夜はだいたい外出している。普通に考えたら、その時間は家にいない大人のほうが多いのではないか?

 試合を見たければパブリックビューイングをやっているバーに行くとか、スマホを見るしかない。

 僕はスマホで十分、良かった。テレビよりも断然、楽しかった。Huluを使えば好きな仲間と一緒に盛り上がれるし、好きな映像のアングルを選べた。

 少し前なら、通信の問題で映像の乱れがあったけれど、4G以降はテレビでの視聴と同じ臨場感がスマホで味わえる。むしろHuluなどの動画配信を利用せず、地上波のテレビに縛られていると、スポーツ観戦の多様な醍醐味を無駄にしているように感じる。

phot 堀江は「地上波のテレビに縛られていると、スポーツ観戦の多様な醍醐味を無駄にしているように感じる」という(2020年1月、山崎裕一撮影)

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