メルカリとローソンは6月22日、伊坂幸太郎氏、吉本ばなな氏、筒井康隆氏の小説を印字した「読むレジ袋」を、24〜26日の3日間、ナチュラルローソンの店舗で無料配布すると発表した。7月1日からレジ袋が有料化されるのを前に、捨てられてしまうことが多い袋に付加価値をつけることで、“モノ”に対する考え方を見直すことを呼び掛ける。
メルカリは4月、モノにまつわるストーリーを発信するプロジェクト「モノガタリ by mercari」を開始。「誰かにとって不要になったモノが、他の誰かの役に立つ」マーケットの構築を目指す思いを反映したプロジェクトだという。10人の作家が「モノ」に関する小説を寄稿し、話題となっている。
「読むレジ袋」には、連載された小説の中から3つを印字。捨てられることが多いレジ袋に小説という付加価値を加えることで、「身のまわりのモノにも一つ一つに価値があると気付きを与え、あらためてモノとの向き合い方について考え直すきっかけになる」ことを狙って企画したという。
一方、ナチュラルローソンでは、天然成分を使用した化粧品や、紙製包材を使用した弁当や調理パンを販売するなど、環境対策に取り組んできた。メルカリと取り組みの方向性が一致したことから、レジ袋有料化を前に、サステナブルな社会を目指すアクションを共同で実施することにしたという。
なお、環境への配慮から、「読むレジ袋」にはバイオマスプラスチックを50%以上配合した袋を使用する。
レジ袋の配布は、全国のナチュラルローソン138店舗で、各日午後2時から開始。各店舗1日100枚限定で配布し、なくなり次第終了する。6月24日は伊坂幸太郎氏「いい人の手に渡れ!」、25日は吉本ばなな氏「珊瑚のリング」、26日は筒井康隆氏「花魁櫛」の小説を印字する。筒井氏の作品のレジ袋については、「芝浦海岸通店」限定の配布で、公式サイトでの公開に先行しての配布となる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング