タニタは6月24日、「熱中症に関する意識・実態調査2020(速報)」を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、夏でもマスクを着用するシーンが増えそうだ。一方で、猛暑日にマスクを着用すると熱中症が心配になってくる。大手アパレルなどが次々と夏用マスクを発売し、軒並み完売という状況が続いているが、消費者はマスクとどう付き合おうとしているのだろうか。
「熱中症を意識するのはどのようなときか?」(複数回答)という質問に対しては、「屋外でスポーツ・運動をしているとき」(38.2%)が最も多く、「屋外のイベントに参加しているとき」(28.0%)、「スポーツ観戦をしているとき」(22.6%)、「屋外で遊んでいるとき」(22.2%)と続いた。
一方、「特になし」と回答した人は、19年の調査と比べて5.9ポイント増の19.5%となった。タニタは「新しい生活様式の下、炎天下で長時間過ごす機会が減ったことが影響していると考えられます」とする一方で、熱中症の約4割は屋内で起きていることから、20年も気を抜かずに熱中症対策をする必要があると注意喚起している。
「夏になってもマスクの着用を続けようと思うか」という質問に対しては、「非常にそう思う」(26.8%)、「ややそう思う」(48.2%)、「あまりそう思わない」(20.8%)、「全くそう思わない」(4.2%)となった。マスクの着用を夏でも続けようと考えている人の割合は75%だった。
では、どのようなシーンでマスクを着用したり、外そうとしたりしているのだろうか。
「猛暑日でもマスクを着用しようと思うか」という質問に対しては、「そう思う」と回答した人の割合は60.7%となった。また、「屋外で人と十分な距離が確保できる場合もマスクを着用しようと思うか」という質問に対しては、56.8%の人が「そう思う」と回答した。
一方、「夏に外で運動(ウオーキング・ジョギングなど)をする際もマスクを着用しようと思うか」という質問になると、「そう思う」と回答した人は42.4%にとどまった。
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