西友は7月3日、新たな従業員の熱中症対策を実施すると発表した。今夏は厳しい暑さが予想されているだけでなく、厚生労働省からも熱中症への注意喚起が行われていることを受けての措置。
現在、店舗の従業員はマスクを着用しながら働いている。また、有人レジでは飛沫感染防止のため大型のビニールカーテンを設置しており、熱がこもる恐れがある。これまで、従業員はバックヤードで水分補給を行ってきたが、レジから離れられないケースも多々あるという。西友ではお客の目の前で水などを飲むことは自粛してきたが、従業員の健康を優先し、売り場での水分補給を認めることにする。
服装面での熱中症対策も進める。まず、店舗で働く従業員は7月1日〜9月30日の期間中、気温や湿度の状況に応じて制服(ベスト)を着用しない場合があるという。また、総菜の厨房で働く従業員はクールネック(保冷剤)を着用する。さらに、ネットスーパーのドライバーは乗車時や配送時、周囲に人がいない場合はマスクを外す。なお、お客に商品を届ける際は必ずマスクを着用する。
同社はこういった方針を店内ポスターの掲示や店内放送を通じてお客に呼びかけ、理解を求めていくという。
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