新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、医療機関の経営が厳しくなっているといった声を聞くが、看護師のボーナスにどのような影響が出ているのだろうか。
全国の看護師に、今年の夏のボーナス支給額を聞いたところ「前年と変わらなく支給された」と答えた人が最も多く37.1%であることが、看護師専用コミュニティサイトを運営するクイックの調査で分かった。ただ、「前年より減った」と答えたのは19.8%、「前年より増えた」のはわずか5.9%。
「前年と変わらなく支給された」と答えた人からは、「夏は前年分の評価が含まれるため維持されたが、冬は減額されることが確定している」「冬は減ると言われている」といった声があった。
また「病院は新型コロナの影響で赤字だが、『士気にかかわる』として支給された」「役員報酬をカットして、スタッフのボーナスが支給された」などのコメントもあり、「前年並みの賞与を確保できた医療機関も、実際はかなり苦しい経営状況にあることがうかがえた」(クイック)
インターネットを使った調査で、全国の看護師1800人が回答した。調査期間は6月30日から7月21日まで。
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