トヨタ自動車は8月19日、ピックアップトラック「ハイラックス」をマイナーチェンジしたと発表した。力強さを強調するデザインに仕上げ、燃費も向上させた。ビジネス利用や個性を重視する若年層などの需要を取り込む。月400台の販売を目指す。
ピックアップトラックは米国など海外で人気が高いが、狭い道路が多い日本の市場規模は大きくない。2017年、13年ぶりに日本市場に再投入されたハイラックスが、新車で購入できる国内唯一のピックアップトラックとなっている。生産はタイの工場が担っている。
今回のマイナーチェンジでは、内外装のデザインを改良。「タフさ・力強さを進化させた」という。フロントデザインは、台形の大型グリルによって“厚み”を表現。日本専用のバンパーガードガーニッシュ(装飾部品)を採用し、アクティブなイメージを強化している。ボディーカラーは、新色の「オキサイドブロンズメタリック」と「ダークブルーマイカ」を含む全5色を設定した。
内装は、メーターやディスプレイの視認性を向上したほか、メーター自体もリングのメッキ化などの加飾変更を行い、タフネスなイメージに仕上げた。
ディーゼルエンジンの改良とアイドリングストップ機能の追加によって、燃費も向上。1リットル当たりの走行燃費(WLTCモード)は11.7キロ。従来よりも15%以上燃費を高めた。また、サスペンションの改良などにより、操縦安定性と乗り心地も向上させている。
メーカー希望小売価格は、347万1000円〜387万6000円(税込)。
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