トヨタ自動車は4月23日、新型SUV「ヤリスクロス」を世界初公開した。主力コンパクトカー「ヤリス」のコンセプトを受け継ぐ新たな車種を投入し、都市型SUVの需要を取り込む。国内では2020年秋、欧州では21年半ばの発売を予定している。
3月の第90回ジュネーブ国際モーターショーが新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になったため、披露を予定していた新型車をオンラインで公開した。
1999年に発売したヤリス(旧日本名・ヴィッツ)は、グローバルで累計約871万台(20年3月末時点)を販売している主力車種。最新モデルは、日本では2月に発売している。
新型車のヤリスクロスは、「ヤリスブランドで築いてきた『走る楽しさへのこだわり』『クラスを超えた質感』を受け継ぎつつ、都市型コンパクトSUVを再定義する」(同社)位置付けとして開発したという。
ヤリスクロスにはガソリンエンジン車とハイブリッド車を用意。新型ヤリスと同様に、最新のコンパクトカー向けTNGAプラットフォームを採用したほか、ハイブリッドシステムも一新している。
外観のデザインは「ロバスト(頑強さ)」を表現しており、シンプルでコンパクトな形でありながらもSUVらしさを出している。街で使いやすい、取り回しの良いボディーサイズと、居住性や荷室空間の確保といったユーティリティー性能の両立を目指した。
トヨタ、新型「ヤリス」2020年2月に発売 「ヴィッツ」から一新へ
トヨタ、スポーツカー「GRヤリス」を世界初公開 ラリーで“勝つ”ためのモデル
ヤリスとトヨタのとんでもない総合力
トヨタの新型「ハリアー」 障子のような光が差し込む“上質空間”とは?
ダイハツ、新型「タフト」の先行予約開始 人気の“軽クロスオーバー”を投入Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング