モスバーガーを運営するモスフードサービスは9月17日、定番商品の「ロースカツバーガー」をアレンジした「マンハッタンクラムチリ ロースカツ」(税別445円、以下同)を発売する。11月中旬までの期間限定販売。男性人気の商品を女性でも楽しめるようにアレンジし、同商品の認知度向上と、新たなファン層の拡大を図る。
新商品には、トマトベースの赤いクラムチャウダーをベースに、かつお節エキスや甘酒のもとになる甘こうじなどを加えたマンハッタンクラムソースを使用。また、黄パプリカや細切りレタスなど4種類の野菜をトッピングし、彩りや食感にもこだわった。ピリッとした辛さと野菜の食感が楽しめ、女性でも食べやすいハンバーガーに仕上げたという。
同社によると、1989年から販売されているロースカツバーガーは、男性を中心に人気を集め、おいしさの評価やリピート率が非常に高い商品だという。その一方で、商品の認知度は低く、新たなファン層の獲得が課題となっていた。広報担当者は「新商品を通じて、多くの人にロースカツバーガーを見直してもらうきっかけになれば」と話す。同社は、販売期間中に両商品あわせて380万食の販売を目指している。
モスフードサービスは、新型コロナウイルスの影響を受け、3月以降は客数が大幅に落ち込む一方で、客単価は増加しているという。その理由について、テークアウトで家族の分をまとめて買うファミリー需要が高まっていると分析している。ファミリー層向けの施策として、子ども向けの商品「モスワイワイセット」(454〜584円)や、「低アレルゲンメニュー ドリンクとおもちゃ付きセット」(500円)に人気ゲームシリーズの「星のカービィ」と連携したおもちゃを数量限定で付属するという。同社は「ファミリー層やテークアウト需要に対応しつつ、外食ならではの楽しみを提供していきたい」としている。
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