内閣府によると、65歳以上の人口は3589万人に達し、総人口に占める割合は28.4%になったという。高齢になると、介護や健康、老後資金、年金などさまざまな問題が出てくるが、老後に対して不安を感じている人はどのくらいいるのだろうか。
20歳以上の男女に聞いたところ、「老後に不安を感じる(どちらかといえばを含む)」と答えたのは83.8%であることが、セコムの調査で分かった。男女年代別にみると、女性50代が90%と、最も不安を抱えていることが明らかに。
「老後に不安を感じる」という人に、具体的な不安を尋ねたところ、2年連続で1位は「病気やケガなどの健康不安」(77.1%)。次いで「経済的な負担に関する不安」(71.6%)、「介護に関する不安」(48.4%)と続いた。複数回答では「病気やケガなど」が1位だったが、最も不安を感じることの回答は「経済的な不安」がトップ。
老後に備えた対策の有無について聞いたところ、53.2%が「対策をしていない」。対策をしない理由は「具体的にどのような対策をすればいいのか分からないから」(57.1%)を挙げた人が最も多かった。一方、対策をしている人にその内容を尋ねたところ、「貯蓄する」(61.5%)が昨年の54.2%から大幅に増えて1位に。「経済的な不安に対する意識の高さがうかがえた」(セコム)
インターネットを使った調査で、20歳以上の男女500人が回答した。調査期間は6月23日から24日まで。
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