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» 2020年10月14日 07時00分 公開

株価二番底はない? 今の株価がバブルではないワケ(2/3 ページ)

[斎藤健二,ITmedia]

安定する世界経済

 コロナからの回復期にあって、世界経済は安定していると神山氏は見る。例えば、大規模な金融緩和に伴い、世界中の政策金利はゼロ近辺だ。「米FRBのパウエル議長が、これから先について強くコミットした。インフレ率が2%を超えても、平均で2%になるまではある程度金融緩和のままいくので、金利を上げられない。そして銀行システムへの悪影響を考えると下げられない」と神山氏。政策金利の横ばいは、為替の安定にもつながる。

主要先進国の政策金利は、ほぼゼロ、またはマイナスに(日興アセットマネジメント資料より)

 逆に、株価がこのまま上がり続けることも想定しない。経済の回復を株価は織り込んでいるので、経済が急回復しても株価の急上昇はないという見立てだ。ワクチン開発についても織り込まれており、開発が成功しても大きな株価上昇はないだろうと見る。

 11月に控える米大統領選の結果も、大きな影響はないと見る。「7月の頃はバイデン氏が大統領になると、増税で企業の成長率が低下するという予想があった。しかし企業が税金を取られても、それは消費者に回るから、売り上げが増えて企業に戻ってくる。短期的には悪化するかもしれないが、中期的には変わらない」(神山氏)

 米国の対中国政策も、大きな方向性は変わらないという想定だ。バイデン氏が勝利しても、「米中貿易でポジティブなストーリーはない。関税を厳しくしないというイメージがあるが、下げはしないだろう。一方で、(バイデン氏の所属する)民主党は人権問題を意識するため、(香港人権問題などに)制裁を課す可能性はある」(神山氏)

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