ファミリーマートは11月4日、無人決済店舗のシステムを開発するTOUCH TO GO(東京都・港区)と業務提携したと発表した。2021年春頃に、ファミリーマートの無人決済店舗1号店を開店する予定だ。店舗の運営コストや従業員の作業負荷の軽減と、新たな店舗形態による商圏の小さな場所への出店を狙う。
TOUCH TO GOの無人決済システムは、店舗に設置したカメラの情報などから買い物客が手に取った商品をリアルタイムに認識する。出口にある決済エリアに買い物客が立つと、タッチパネルに商品と購入金額を表示し、決済を促す。商品は、買い物客がバックなどに入れていても識別できる。買い物客は、商品スキャンの必要がないため短い時間で、店員と接触することなく利用できる。
TOUCH TO GOは、JR東日本スタートアップとサインポストが2019年7月に共同で設立。これまで、同社が運営するJR高輪ゲートウェイ駅構内の店舗や、JR目白駅近くの紀伊國屋が運営するスーパーなどに無人決済システムを導入している。
「売れなかった」ハムサンド、カメラ50台で真相解明 高輪GW駅「無人決済コンビニ」の実力
商品スキャン不要、無人決済スーパー 紀伊國屋が10月開業「KINOKUNIYA Sutto」
“買いすぎ防止”スマホレジを導入したら、客単価が20%上昇 イオン「レジゴー」の秘密に迫る
顧客行動の8割がいまだ謎、Amazon対抗目指すスマートストア「トライアル」の勝算
くら寿司が完成させた「非接触型サービス」 触れずに操作できるセルフレジや案内システムを導入Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング