青山商事が400人の希望退職者を募集 「人員の適正化」と「年齢構成の調整」を目指す赤字に苦しむ

» 2020年11月11日 11時02分 公開
[ITmedia]

 紳士服大手の青山商事は11月10日、400人程度の希望退職者を募集すると発表した。新型コロナウイルスの影響によりスーツの需要が減少。業績が悪化していた。

事業の立て直しを図る(出所:青山商事2021年3月期中間決算説明会資料)

 募集対象者は、2021年3月31日時点で「40歳以上63歳未満」かつ「勤続5年以上の正社員及び無期契約社員」。募集期間は20年12月14日〜21年2月19日で、退職日は5月31日を予定している。割増退職金を支給するとともに、再就職支援を行うという。

 青山商事は「ビジネスウェア事業再構築プロジェクト」を掲げており、リブランディングや不採算店舗の閉店などを実施している。しかし、さらなる構造改革が必要と判断。人員を適正化し、年齢構成を調整するために希望退職の募集を行うことにした。

 同社は、21年3月期の連結最終赤字が292億円になる見込みだとしている。

コスト削減の概要(出所:青山商事2021年3月期中間決算説明会資料)
マスクなどの事業で立て直し(出所:青山商事2021年3月期中間決算説明会資料)

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