コロナ禍で一変した人々の生活や消費スタイル。リサーチ会社のクロス・マーケティング(東京・新宿)の10月の消費者調査によると、前年と比べ自宅にいる時間が増えた人が増加し、逆に外食の頻度は減少する傾向となった。また、巣ごもり需要の拡大で「レンタルDVD」など、ちょっと意外なサービスに追い風が吹く結果にもなった。
調査は10月23日〜26日、全国の20歳〜69歳の消費者1200人にネット上で実施した。2009年から年数回、定期的に実施している。
まず「自宅で過ごす時間」について、1年前より増えたかどうかを質問した。45%が「増えた」と回答しており、「減った」の5.7%を大きく上回った。前年同月の同じ調査では「増えた」は21.3%にとどまっており、新型コロナによるテレワーク化などの影響が伺える。
給与所得については1年前より「減った」が29.4%で、「増えた」の8.8%と対照的な結果となった。前年でも同じ傾向は見られたものの、やはり多業界に渡る不況が影を落としている。
具体的な消費動向についても聞いた。外食の頻度に注目すると「食事目的」「飲酒目的」の両方で、5割強の人が1年前より「減った」と回答した。調査時点ではGoToイートキャンペーンが既に開催されていたが、やはり全体的に外食自粛のムードが残っていたようだ。
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