介護業界で年収500万円を超える求人の割合は1%――。求人サイトなどを運営しているNOWIST(東京都渋谷区)の調査で分かった。
介護業界での年収分布を見ると、「200〜300万円」が最も多く51.8%。次いで「301〜400万円」(38.9%)、「401〜500万円」(5.8%)、「200万円未満」(2.4%)、「501万円以上」(1.1%)と続いた。年収500万以上の多くは管理職の求人となっていて、1000万円を超える求人はなし。「年収1000万円以上の場合は、介護施設の経営側に回ることが多い」(NOWIST)
施設形態別で給与(手当除く)を見ると、「介護老人保健施設(老健)」(24万6640円)がトップ。以下「特別養護老人ホーム」(24万6106円)、「居宅介護支援」(23万5737円)、「訪問介護」(22万6047円)、「デイケア」(22万4769円)と続いた。
この結果について、NOWISTは「老健、特養では夜勤があるため比較的高い傾向にある。居宅介護支援施設ではケアマネージャーが就業しており、相対的にケアマネージャーの給与が高いため、平均給与が高くなっている」とコメントした。
調査対象は「介護求人セレクト」上に掲載されている求人5万8485件。調査日は11月20日。
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