ラグジュアリーホテルや高級旅館などを運営する藤田観光は12月4日、早期希望退職者を募集すると発表した。
同社は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大幅な営業赤字を見込んでいる。そこで、コスト削減や不採算事業の損失圧縮だけでなく、賞与の不支給・給与の減額などを行うとしている。そして、人員の適正化を図るため、早期希望退職者を募集する。
対象者は藤田観光の社員または契約社員およびグループ会社の社員で、2021年3月31日時点で満40歳以上かつ勤続年数が満10年以上。契約社員は勤続年数が満5年以上の者が対象となる。募集期間は21年2月5日〜15日を予定しており、退職日は3月31日。退職者に対しては、所定の退職金に加え、加算金(転進援助金)を支給する。また、希望者に対しては、再就職支援を行う。これらの諸条件については、今後、労働組合と協議をして最終的に決定するという。
藤田観光は今後、19年との実績比で700人の固定人員を削減する。また、10ホテルの出店計画を見直し・中止するとしている。
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