座席が天井から降りてくる! 京阪5000系 5扉運用終了へ 50周年記念イベントも開催通勤地獄に対応

» 2020年12月09日 10時50分 公開
[ITmedia]

 京阪電気鉄道(大阪市)は12月8日、ラッシュ時とその他の時間帯で座席数を変更できる5000系の5扉運用を、2021年1月29日に終了することを明らかにした。あわせて、5000系の誕生50周年を記念したイベントを12月20日に開催すると発表した。

5つの扉を備える5000系(出所:京阪電鉄公式Webサイト)

 1両の片側に5つの扉を備えている5000系は、ラッシュ時の混雑緩和、特に乗降時間の短縮を目的として70年12月に運転を開始。

 ラッシュ時には全ての扉を使い、それ以外の時間帯は2扉を締め切って、上部に格納していた座席を降ろして座席数を増やすことができ、高度経済成長期の通勤ラッシュに対応してきた。現在、京阪本線・鴨東線・中之島線で走行しているが、ダイヤ変更に伴って21年1月29日で終了することとなった。

扉上部に座席を格納(出所:プレスリリース)

 中之島駅で開催するイベントでは、5000系のラッシュ用ドアに掲出しているステッカーをデザインしたマグネット(税込500円)や、マスキングテープ(500円)などのオリジナルグッズを駅コンコースで販売する。また、ホームでは、座席昇降の実演観覧会を開催するという。

商品概要(出所:プレスリリース)

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