JR西日本、時差通勤でポイント付与 21年春から1年間新しい通勤スタイルを提案

» 2020年12月16日 17時27分 公開
[ITmedia]

 JR西日本は12月16日、平日朝のピーク時間後にICカード「ICOCA」の通勤定期券を利用した場合にポイントを付与するサービスを2021年春に開始すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、駅や車内の混雑を避けた時差通勤を促す。

JR西日本が時差通勤でポイントを付与するサービスを導入

 実施期間は21年4月〜22年3月の1年間。平日の朝、通勤用のICOCA定期券で対象発駅エリア内の駅に入場後、ピーク後の時間帯(例:午前9時半〜10時半)に対象着駅で出場した場合にポイント付与の対象となる。1回につき20ポイントを付与する。

 対象発駅エリアは主に京阪神エリアの駅。対象着駅エリアは、大阪環状線など大阪都心部の33駅となる。

サービス対象の発着駅エリア(出典:ニュースリリース)

 また、混雑回避のための取り組みとして、通勤特急のサービスも拡大。指定席車両の拡大や停車駅の追加などを予定しているという。

 時差通勤でポイントを付与するサービスは、JR東日本も21年春から1年間実施すると発表している。「Suica」の通勤定期券で対象の時間帯に乗車した場合に、JR東日本グループの共通ポイント「JRE POINT」を還元する。

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