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調査リポート
» 2021年01月09日 08時00分 公開

就職につながる支援を:就職氷河期世代、非正規で働く半数が「正社員」を希望 “年齢の壁”の不安も (1/2)

ディップが就職氷河期世代に当たる非正規就業者と無職者の就業意向に関する調査結果を発表。回答者の約5割は正社員としての就業を希望している。就職に当たっては年齢が壁になっていると感じている人も多かった。

[ITmedia]

 求人情報サイト「バイトル」などを運営するディップは1月8日、就職氷河期世代に当たる非正規就業者と無職者の就業意向に関する調査結果を発表した。回答者の約5割は正社員としての就業を希望。就職に当たっては年齢が壁になっていると感じている人も多かった。

就職氷河期世代の非正規就業者や無職の求職者の就業意向は……(写真提供:ゲッティイメージズ)

 調査は、1990年代から2000年代の雇用環境が厳しい時期に就職活動を行った、35〜54歳の有期雇用就業者と無職の求職者を対象に実施した。回答者の雇用形態は、非正規雇用(契約社員、派遣社員、アルバイト・パート)が93.1%、無職の求職者が6.9%。

 雇用形態に関する希望を尋ねると、「正社員で働きたい」が17.5%、「正社員で働きたいが、現在の雇用形態でも許容できる」が28.4%。計45.8%の人が、現在とは異なる正社員としての雇用を希望していた。「現在の雇用形態を希望している」は26.6%、「雇用形態に対する希望はない」は27.1%だった。

 性別・年齢別にみると、「正社員で働きたい」「正社員で働きたいが、現在の雇用形態でも許容できる」の回答が最も多かったのが40代男性で、計58.0%だった。雇用形態別では、正社員としての就業を希望する人は、契約社員と派遣社員では7割弱だったのに対して、アルバイト・パートでは4割にとどまった。

雇用形態に対する希望について(出典:ディップ総合研究所「就職氷河期世代の就業意向調査」編

 正社員として働く希望がある人に、正社員で働けていない理由を尋ねると、「転職をするうえで年齢が壁になり、採用されなさそうだから」が35.9%と最多だった。次いで、「再就職に自信がないから」が22.5%、「正社員の仕事に、自分でもできる仕事があるか自信がないから」と「転職をする上で学歴・職歴などに自信がないから」がそれぞれ21.9%だった。

 年齢別にみると、「年齢の壁」と答えた人は50〜54歳で最も多く46.5%。35〜39歳、40〜49歳と比べて10ポイント以上高かった。

正社員として働けていない理由(出典:ディップ総合研究所「就職氷河期世代の就業意向調査」編
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