新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、企業業績などの悪化で「生活が苦しくなった」といった声を耳にするようになったが、東京都内に住んでいる人はどのように感じているのだろうか。昨年の今ごろと比べて楽になったか、苦しくなったかを尋ねたところ「変わらない」(59%)と答えたのは昨年より11ポイント減少したのに対し、「苦しくなった」(33%)のは9ポイントも増加していることが、東京都の調査で分かった。
「苦しくなった」と答えた人に、その理由を聞いたところ「営業不振などで給料や収益が増えない、または減った」(56%)が昨年より18ポイントも増えトップ。2位と3位にランクインした「税金や保険料の支払いが増えた」(28.3%)、「家族の増加や物価の上昇などで毎日の生活費が増えた」(27.1%)は、昨年に比べてポイントは減少している。
今後の暮らしについて質問すると、「苦しくなる」と答えたのは昨年より10ポイント増え45%。一方、「変わらない」は同13ポイント減の42%。「苦しくなる」と答えた人に、今後切りつめていくモノを尋ねたところ「外食費」(53%)がトップ(昨年より9ポイント増)。次いで「食費」(49.4%)、「被服費(身の回り品を含む)」(49.3%)、「旅行」(42.3%)と続いた。
インターネットまたは郵送による調査で、東京都内に住む18歳以上の男女2273人が回答した。調査期間は2020年9月4日から10月4日まで。
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