通信インフラサービスのALL CONNECT(福井市)は、docomo・SoftBank・auの新料金プラン発表を受け、ユーザーがどの携帯キャリアへ乗り換えを検討したのか意識調査を実施した。対象は全国の20代〜50代の自身で契約したスマートフォンを使用している男女。予備調査を2020年12月15日の1日間で865人、本調査を21年1月19〜20日の2日間で1700人に実施した。
主要3キャリアの新料金プランは、20年12月3日にdocomoの新料金プラン「ahamo」、次いで同年12月22日にSoftBankの新ブランド「SoftBank on LINE」、21年1月13日にauの新料金プラン「povo」が発表された。
各キャリアの新料金プランの認知度を調査したところ、最も認知度が高かったのは、docomo「ahamo」で約7割が知っていると回答した。SoftBankの新ブランド「SoftBank on LINE」は43.1%、auの新料金プラン「povo」は51.8%という結果となった。docomoはSoftBank・auよりも前に新料金プランを発表したため、先に印象付けができたといえる。
主要3キャリアが次々と新料金プランを発表する中で、ユーザーがどのキャリアへ乗り換えを検討したのか、予備調査を踏まえて推移を調査した。
docomoの新料金プラン「ahamo」のみが発表されていた12月15日の予備調査では、携帯キャリアの乗り換え意向について対象者の45.4%が「ahamo」に乗り換える意向だった。特にdocomoユーザーは半数以上の計56.6%が新プランに乗り換えたいと回答した。
auではこの段階で条件付きの割引プランが発表されていたものの、追加で新プランが発表されるといううわさがあったため、auユーザーからの乗り換え希望は38.8%にとどまった。SoftBankユーザーはSoftBankでの新プランが発表されていなかったこともあり、ahamoに乗り換えたいと回答した人は計45.7%と半数に近い結果となった。
また、格安スマホの楽天モバイル・Y!mobile・UQ mobileのユーザーは全て、4割以上が「ahamoに乗り換えたい」と回答した。価格が安くなった上に、docomoの電波がつながりやすいという点が好印象であったようだ。
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