最後に、auの新料金プラン「povo」の乗り換え意向を調査した。その結果、auユーザーからの新プランへの乗り換え意向が49.3%と、約2人に1人のauユーザーが新料金プランへ乗り換えたいと回答した。次いでauのサブブランドであるUQ mobileのユーザーからの乗り換え意向は33.0%となった。他新料金プランと比較し料金設定を下げた「povo」だが、docomo「ahamo」には一歩及ばない結果となった。新料金プランへの乗り換え意向は現時点ではdocomo「ahamo」に軍配が上がったといえる。
「povo」に乗り換えたい理由は、「価格が安いから」が79.8%で最も多かった。docomo・SoftBankの乗り換え理由と比較すると、「povo」は価格が強みであることが分かる。また、サブブランドであるUQ mobileのユーザーからの乗り換え希望理由として、8割以上が「価格が安いから」と回答している。
「povo」と同時に発表されたUQ mobile向けの新料金プラン「くりこしプラン」は、月2480円で使用できるデータ量が15GBであることから、同じく月2480円で20GB使用可能な「povo」にコストパフォーマンスの面で魅力を感じている方が多いことが分かった。
また、1月29日に楽天モバイルが、1GBまで無料、20GBまで1980円の段階制の新プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」を発表した。会見のなかでは回線エリアを21年夏までに人口カバー率96%へ拡大する予定だとしている。楽天モバイルユーザーは、自社の電波のつながりにくさに不満を持っていて、この発表を踏まえどのキャリアを選択するかが注目だ。
今後も主要3キャリアや格安スマホ市場の動き、それに伴う各社ユーザーの乗り換え意向の変化にも注目が集まる。
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