格安スマホサービス「mineo(マイネオ)」を展開するオプテージ(大阪市)は、同サービスの料金プランを2月1日から全面リニューアルし、新料金プラン「マイピタ」の提供を開始すると発表した。
携帯電話業界ではNTTドコモ、ソフトバンク、KDDIが月20GB・2980円(以下全て税別)の新料金プランを発表。大手3社が大幅な値下げ戦略を提示したことで、安さを売りにしてきた格安スマホ各社は新たな対応に迫られている。日本通信はドコモが新料金プランの「アハモ」を発表した翌日、それを1000円下回るプランを打ち出した。楽天モバイルも新料金プランを1月29日に発表する予定だ。
オプテージは「マイピタ」で料金設定を刷新し、「現行の料金プランから最大60%値下げ」(同社)した。データ通信のみのシングルタイプは、月間1GBで800円、5GBで1150円、10GBで1550円、20GBで1750円。音声通話が可能なデュアルタイプは、月間1GBで1180円、5GBで1380円、10GBで1780円、20GBで1980円とした。
これまでは利用するキャリア回線(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)によって料金が異なっていたが、全キャリアで価格を統一した。データ容量の区分も、旧料金プランの6つから4つに減らしている。その理由として、「1人当たりのデータ使用量が年々増加傾向にある状況を踏まえ、従来よりもデータ容量を増やした」という。
オプションとして、5G通信の利用や、10分以内の国内通話がかけ放題の「mineoでんわ10分かけ放題」、最大500kbpsの通信速度でデータ容量を消費せず利用できる「パケット放題」などを提供する。
同社は、「総務省の調査でも、大手携帯会社4社のユーザーのうち8割は10GB以下の契約で十分であるという結果が出ている」とコメント。mineo契約者の99%も10GB以下の契約だと明らかにした。これらの背景から、大容量価格帯において各社のプランに遜色ない料金プランにしたと説明している。
なお、シングルタイプの500MBから1GB、シングルタイプの3GBから5GBへのコース変更については、変更前に比べて料金は高くなる。
携帯電話市場ではこれまで、料金と性能面で大手企業と格安スマホ各社のすみ分けがなされていた。だが、3月以降は大手による新料金プランが始まるため、大手と格安の販売競争が激化するのは必至で、経営体力の弱い企業は淘汰される可能性もある。
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