ヤフーとLINEの経営統合で、持ち株会社「Aホールディングス」誕生3つの意味を込めた

» 2021年02月24日 17時38分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクは2月24日、ヤフーとLINEの経営統合に向け、韓国NAVERと共同出資する持ち株会社の商号を「Aホールディングス」(AHD)にすると発表した。同社の傘下にZホールディングス(ZHD)、さらにその下にヤフー、LINEの事業を引き継ぐ会社がぶら下がる。

photo ソフトバンクとNAVERが50:50で出資する持ち株会社(図中の「JV」)が「Aホールディングス」に相当する=2019年にヤフーとLINEが開いた発表会より

 NAVER創業者のイ・ヘジン氏がAHDの会長に、ソフトバンクの宮内謙社長がAHDの社長にそれぞれ就任する。この他、現LINEのファン・インジュン取締役、ソフトバンクの藤原和彦取締役も、AHDの取締役に就く。

 AHDの「A」には(1)「A-to-Z」の英語表現の意味の通り、グループ全体でシナジーを創出すること、(2)今後、グループ全体でAIを活用した事業領域に注力していくこと、(3)まずはアジア(Asia)へ事業を展開し、将来はグローバルに事業を広げていくこと──といった意味を込めたという。

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