新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ホールや劇場などに足を運んだ人はどのくらいいるのだろうか。首都圏で住んでいる人に、ライブやエンターテイメントなどの公演を見に行った回数の変化を聞いたところ「(2020年6月〜11月と19年の同時期を比較して)見に行かなかった」(59.8%)と答えた人が最も多く、次いで「減った」(33.4%)であることが、東京都生活文化局の調査で分かった。昨年と比較して、「同じくらい」と答えたのは6.8%。
「見に行かなかった」「減った」の回答を合わせると93.2%に達したわけだが、その理由を尋ねたところ「見たい公演が中止・延期になった」(54.5%)と「自分及び一緒に行く人がホール・劇場などの中で新型コロナウイルスに感染しないか不安だった」(51.7%)を挙げた人が、それぞれ半数を超えた。
ライブなどをオンライン配信で見た人は、どのくらいいるのだろうか。「見た」は45.6%に対し、「見ていない」は54.4%。「見た」人に、オンライン配信の不満点を聞いたところ「臨場感、一体感に欠ける」(55.1%)、「映像や音声が乱れる、途切れる」(37.6%)といった声が多かった。「見ていない」人に、見ていない理由を尋ねると「ホール、劇場などで見たい」(61.6%)、「パソコンやスマートフォンなどでは見る気がしない」(29.8%)などの意見が目立った。
インターネットを使った調査で、首都圏に在住する20〜79歳の男女1808人が回答した。調査期間は1月25日から27日まで。
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