NTTデータは3月9日、『週刊文春』の報道を受けて特別調査委員会を設置したと発表した。事実関係の解明と原因究明が目的で、調査には全面的に協力するとしている。
3月4日発売の『週刊文春』によると、2020年7月にNTTデータの岩本敏男前社長(現相談役)が、総務省の谷脇康彦氏を接待していた。接待には4人が参加しており、飲食代の合計(割引前)は約19万3000円だった。これらの行為は国家公務員倫理法に抵触する疑いがあると同誌は指摘している。
特別調査委員会を設置した目的についてNTTデータは「(1):総務省幹部と当社の幹部等との間における、本件に関連する事案の有無の調査」「(2):(1)で判明した事案に関する事実関係の解明」「(3):対応策の提言、その他関連する事項」としている。
特別調査委員会の委員長には、NTTデータの独立社外取締役の佐藤りえ子氏が就任する。調査報告書を特別調査委員会から受け取り次第、同社は速やかに開示するとともに、必要な対応を行うとしている。
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