「#ワークマン女子」の出店が加速 柏、盛岡、長岡、前橋、水戸に相次ぎ路面店がオープンカインズ敷地にも出店

» 2021年03月25日 16時20分 公開
[ITmedia]

 ワークマンが、「#ワークマン女子」初の路面店となる南柏店(千葉県柏市)を6月10日にオープンする。今後は路面店の出店を加速し、10月には盛岡南店(盛岡市)と長岡川崎店(新潟県長岡市)を、11月にはグループ会社のカインズ敷地内に前橋吉岡店(前橋市)と水戸元吉田店(水戸市)を出店する予定だ。路面店5店それぞれの売り上げ予想は初年度で2.5億〜4.2億円とする。

路面店の完成予想図(出所:プレスリリース)

 ワークマンは、2020年10月に横浜市の商業施設コレットマーレに#ワークマン女子1号店を出店。同社製品を愛用している女性客がSNS上で自称していた「ワークマン女子」という言葉を店名とし、作業着を扱わない一般客向け店舗として展開している。

 3月19日には、東京都墨田区に「東京ソラマチ店」を開業。4月には関西初出店となる「なんばCITY店」(大阪市)のほか、「川崎ルフロン店」(神奈川県川崎市)、5月に「ポンテポルタ千住店」(東京都足立区)など、駅チカのショッピングモール内への出店を加速させていた。同社は今後も年間で5〜6店をターミナル駅近くに出店する計画だとしているが、“本命”として掲げているのが、ロードサイドでの出店だ。

3月19日にオープンした「東京ソラマチ店」

 同社によると、ワークマン既存店は一般客が急増する中、プロ向け商品を買い求める「作業客」も増加していて、駐車場が満車になることが多いという。そのため、現場への行き帰りに車で店舗へ立ち寄ることが多い作業客の需要に応えられなくなっていた。そこで#ワークマン女子の店舗数を増やして一般客を従来の店舗から分散。双方の需要に応える狙いがあるという。

 #ワークマン女子は女性向けの売り場を拡大して前面に出しているが、ワークマンやWORKMAN Plus(ワークマン プラス)と全く同じ製品を扱っている。ユニセックスを含めると6割が男性向けだ。

#ワークマン女子では男性向け製品も扱う(東京ソラマチ店)

 また、10月に開店する盛岡南店以降の路面店は、全てフランチャイズ(FC)で運営する。モール内に出店する店舗と、路面店第1号の南柏店で必要なノウハウを体系化し、運営マニュアルが完成するため、まずは4店でFC加盟店の募集を開始する。

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