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調査リポート
» 2021年04月05日 16時00分 公開

仕事を「辞めたい」と思う会社員は35% 「他にやりたいこと」や「仕事量」を抑えて最多となった理由は?精神的苦痛を感じる

20歳以上の会社員に「仕事を辞めたいと考えていますか?もしくは転職を検討していますか?」と尋ねたところ、35.8%が「はい」と答えた。いったなぜ?

[ITmedia]

 20歳以上の会社員に「仕事を辞めたいと考えていますか? もしくは転職を検討していますか?」と尋ねたところ、35.8%が「はい」と答えたことが、日本労働調査組合(日労、東京都足立区)の調査で分かった。

仕事を辞めたい・転職したい人が35.8%

 総務省統計局が発表した2021年1月分の労働力調査によると、「役員を除く雇用者」の実数は5610万人。アンケート結果をそのまま当てはめると、「退職・転職の意向あり」は2008万人で「意向なし」は3601万人となる。19年の転職者数は351万人(総務省統計局発表)であり、退職・転職予備群は、転職者数の約5.7倍いることが想定される。

仕事を辞めたいと考えていますか?もしくは転職を検討していますか?(出典:日本労働調査組合調べ)

 仕事を辞めたいと考えている理由を尋ねた。その結果「職場の人間関係」「評価、待遇に不満」がいずれも最多で38.6%。次いで「仕事の進め方が非合理」(26.5%)、「他にやりたいことがある」(24.3%)と続いた。退職動機の上位3つは社内に起因するネガティブな要因で、従業者側からすればどのように解決への働きかけを企業側に行うべきか意思表示が難しい問題だ。企業側からすれば、上位3つの改善に向けた取り組みは日々人事総務で行っている内容と考えられる。日労は「どのように従業者側に取り組み状況の情報提供を行うか、理解を得ていくかの社内コミュニケーションの重要度がより高まっている」と指摘する。

仕事を辞めたいと考えている理由を教えてください(出典:日本労働調査協会調べ)

 「職場の人間関係」と答えた人からは「上司は効率よく1つずつ仕事をやれと言うだけで助けてくれない」「チャットツールを導入したら仕事の依頼が頻繁に来て精神的苦痛を感じるようになった」「ミスコミュニケーションによる対処に想定外の時間を要して休日・夜間対応が必要になった」「自分の担当業務が終わっても時間外にヘルプをやらされる」といった声があった。

 今回のアンケートで仕事を辞めたいと答えた人の20.1%が、企業のコロナへの対策に起因する結果となった。特に「通勤時での対策なども取ってもらえない」「リモートワークで常に上司から監視されている」「売上減に伴う対応への不満」といった声が多くあった。

 調査は3月8〜9日にインターネットで実施。20歳以上で、会社員の男女528人を対象とした。

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