クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向

トヨタ、新型GR 86世界初披露 9年ぶりのモデルチェンジで今秋にも発売SUBARUとの共同開発(1/2 ページ)

» 2021年04月06日 10時50分 公開
[ITmedia]

 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は4月5日、SUBARUとのオンライン合同イベントで新型「GR 86」を世界初披露した。日本での販売は2021年秋頃を予定している。

新型GR 86(日本仕様)

 12年に発売した初代86は「手の内感」や「操る楽しさ」を体感できる「直感ハンドリングFR」をコンセプトとしていた。TGRは9年ぶりのモデルチェンジとなった新型GR 86を「GR スープラ」「GR ヤリス」に続く、スポーツカーシリーズ「GR」のグローバルモデル第3弾と位置付ける。

 今回の共同開発では、クルマのベースを共有しながらもそれぞれの個性を引き出した「異なる走りの味」を持たせることに注力。「新型GR 86」では「スポーツ性能に特化した、さらなる高い次元でのダイレクトで気持ちのいい走り」(TGR)を実現したという。

 新型GR 86の外装は、ベルトラインから水平に通ったフェンダートップで、FRらしい車両姿勢を表現した。水平に低く通ったアンダーボディーとキャビン後部の絞り込みでワイドなスタンスと低重心を表現した。

新型GR 86GRブランド専用の「FUNCTIONAL MATRIX GRILL」を採用

 フロントは、GRブランド専用の「FUNCTIONAL MATRIX GRILL」を採用した。機能性とエモーショナルさの表現を両立したという。

 室内は、水平に構成したインパネとスイッチなどの操作系を配置。メーターは7インチTFTディスプレイを採用。オープニングアニメーションは、水平対向エンジンのピストンの動きをモチーフにした。

車両内部(クリックで拡大)
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