また同社は、21年度から学生服市場に参入。東京都港区のマリーインターナショナルプライマリースクールと提携し、同社オリジナル素材「ultimex(アルティメックス)」を使用した学生服を展開している。
同社によると、学生服の平均販売価格は男子生徒が3万3000円、女子生徒は3万2000円。近年は原材料の高騰化や少子化に伴う小量多品種の生産が増加し、さらに上昇傾向にあるという。
学校側が見栄えを重視することで、手軽に手入れができる「機能性制服」は少なく、クリーニング代などのランニングコストも保護者の負担となっている。また、制服に負荷がかかる場面も多いことから、保護者からは買い替えを前提としない高耐久性を必要とする声があった。
そこで同社は、ultimexが持つストレッチ性や速乾、はっ水性、イージーケアなどの機能性と、フォーマル要素を学生服に活用。従来の学生服に比べ価格を抑えられる点や、手軽に手入れができることなどを訴求し、学生服メーカーの製品と差別化を図る。
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