ただでさえストレスの多い現代社会。新型コロナウイルスによる外出自粛や勤め先の業績悪化など、ストレスを感じる人が増えているのではないか。
全国の働く男女500人に、仕事ストレスの症状となる代表的な10項目から当てはまるものを全て選択してもらったところ「気分の落ち込み」(284人)と答えた人が最も多いことが、Webメディアを運営する正モバイル(東京都中央区)の調査で分かった。
「気分の落ち込み」と回答した人からは「家に帰り、一人反省会をするのですが、気分転換ができず元気が出ません。家事などもなかなかはかどりません」(47歳女性)、「やる気が出ませんが、お世話になった職場なので、無下にもできずジレンマに陥っています」(54歳女性)、「気持ちが落ちるためか時折寝つきが悪く、昼間にそれが応えてしまうことがあります」(35歳男性)といった声があった。
調査結果の2位は「焦りや怒りやすい、疲れやすい」(216人)。次いで「頭痛や肩こり、めまい」(186人)、「夜眠れない、夜中に目が覚める」(145人)、「思考力が低下」(104人)と続いた。
「焦りや怒りやすい、疲れやすい」と回答した人からは、「休日の間もリラックスができなくて仕事のことを常に考えています。考えても業績が上がらないことは分かっていますが……」(35歳男性)、「ちょっとしたことで怒りやすくなり、家族にも以前よりイライラしていて怒りっぽくなっていると注意をうけました。自分でも心に余裕がなくなって、常になにかに焦っているような状態でした」(28歳女性)、「常にイライラしているので、他人の些細(ささい)なミスもだんだん許せなくなってキツイ態度を取ってしまいます。いつか爆発してクライアント先でも当たり散らすような気がして怖いです」(38歳女性)といった声が挙がった。
その他「仕事の人間関係のストレスで家に帰っても気がめいってしまう、頭痛がひどくなった」(36歳女性)、「朝方に目が覚めて寝ようとしても、数時間後の仕事のことが頭をよぎり眠れなくなる」(32歳男性)、「抑うつ症状が強く、自分は無価値だと思って落ち込んでしまい無気力になる」(28歳女性)という意見があった。
インターネットを使った調査で、全国の働く男女500人が回答した。調査期間は3月7日〜4月25日。
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