国際通りの入り口の土産品店「おきなわ屋」が閉店 コロナ禍で一等地の家賃が支払えず続けられない

» 2021年05月12日 10時29分 公開
[沖縄タイムス+プラス]
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 国際通りの入り口に立地し、親しまれてきた土産品店「おきなわ屋泡盛蔵 スクランブル交差店」が閉店したことが10日、分かった。新型コロナウイルス感染拡大で観光客が激減し、売り上げが前年比7〜8割減の状況が長引く影響で、一等地の高額な家賃の支払いが困難になった。

閉店したおきなわ屋泡盛蔵 スクランブル交差店=10日、那覇市松尾

 1月15日から休業しており、4月に閉店を決定。旅行代理店の「沖縄旅行社」が2003年に倒産した後、18年間営業を続けた。コロナ禍で観光需要の回復が見通せない中、高額な家賃負担が重くなり、代表者は「収支のバランスが合わなくなり、撤退を決断した」と説明した。

 同じ国際通り沿いにある「おきなわ屋泡盛蔵 美栄橋店」も4月に閉店し、現在は那覇市牧志の「おきなわ屋本店」や那覇空港内の「おきなわ屋泡盛蔵 空港南店」など6店舗を運営している。

 代表者は「観光関連業には、飲食店への協力金のような支援はない」と指摘。「政府が掲げる『自助・共助・公助』に期待ができず『自助・自助・自助』で経営を続けていかなければいけない状況だ」と話した。

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