求人情報サイトを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は5月13日、「年収500円台の職業に関する意識調査」の結果を発表。調査対象270人のうち最も多かったのは営業職で、年収500万円台に満足している人は58.5%だった。
年収500万円台の職業ランキングの1位は「営業職」(41人)、2位は「事務・管理部門」(36人)、3位に「医療系専門職」(27人)が続いた。
「営業職」の詳細を見ていくと、不動産・金融・メーカー・小売業などがあげられている。成績によってインセンティブがつくことが高額収入につながっていると思われる。
「事務・管理部門」では人事・経理という回答が多かった。看護師、薬剤師、理学療法士などの「医療系専門職」は、夜勤手当も収入を押し上げている。ただし、「仕事のわりに収入が低い」「夜勤もしているのだから、もっと収入が高くてもいいはず」という意見も多く、仕事のハードさが伺えた。
「今の年収に満足しているか」という設問では、「満足」が11.5%、「まあ満足」が47.1%、合計しても6割弱で、4割の人は不満を感じていることが分かった。年代別で見ると20〜30代では63.3%が満足だと思っているのに対し、40代以上では51.8%にとどまった。
満足している人の理由としては「同年代より給料が高い」「この業種にしてはもらっているほう」など、まわりに比べて給料が高いから満足という意見や、「生活していくには十分」「給料と仕事の負担が見合っているから満足」という声が寄せられた。
不満がある人の理由としては「仕事と給料が見合っていない」という意見が多く、子育て中やローン支払い中の人からは「年収500万でも生活がカツカツ」という声や「以前はもっと収入が高かった」という声が寄せられている。
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