ネット旅行予約大手のエクスペディアは、世界12地域1万5000人を対象に「旅のパートナー」に関する調査を実施した。コロナ禍で最も恋しいと感じることについて聞いたところ、57%の日本人が「制限なく旅行すること」と答えたことが分かった。
新型コロナウイルス感染者数の増加やそれに伴う政府の方針などにより、海外旅行だけではなく、国内旅行も気軽にできていない状態が続いている。そのため多くの人が「制限なく旅行したい」と感じているようだ。2位は「マスクをせずに出かけること」(55%)、3位は「家族や友人とのハグ」(15%)と続いた。
次の旅行で最も楽しみにしていることを尋ねた。その結果「日常の生活では体験できないアクティビティーを予約すること」(45%)が日本人の最も多い回答だった。その次には「料理をせずに食事が提供されること」(44%)、「食後の後片付けをする必要が無いこと」(31%)と続いた。
これらの結果から、日本人にとって家で過ごす時間が長くなっている今、特に日常のルーティンや家事などから抜け出せる点が、旅行をするモチベーションになっていることがうかがえる。
一方、多くの日本人は、再び旅行に行くことを楽しみにしながらも、計画や予約をすることによりストレスを感じ始めているようだ。「コロナ後の旅行予約に、以前よりもストレスを感じている」と回答した割合を国や地域別で比較したところ、日本は49%で米国(62%)に続き2番目に高い割合となった。
また、日本人の63%が「前回の旅行で、手助けを得られたことに感謝している」と答え、手助けをしてくれる人やツールで役立ったものとして49%が「スマートフォンや旅行アプリ」と答えた。
調査は、4月1〜16日にインターネット上で実施した。
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